Categories: ARCHITECTURE

Completion: 2020

Place: Toyama

Function : RESIDENTUAK COMPLEX

敷地は富山市中心市街地から徒歩5分の立地の花水木通りに面して個性的な商店が建ち並ぶエリアにある。テナント、シェアスペース、賃貸 住宅2戸、2世帯住宅からなる建物の計画である。魅力的な通りではあるが、車で目的の店に来店し、用事を済ませ走り去るという既存の人の流れに対し て、人が滞留できるスペースを提供したいと考えた。そのことで、線的に店が並ぶ通りに直角方向の奥行が生まれ、人の体験が豊かになる。
そこで庭・テラスを併設した独立した落ち着きのある戸建て住宅の集合体ボリュームに、花水木通りを引込むこととした。引き込まれた通りに面したテナント、シェアスペースは普段は住民同士の交流の場であり、イベント時には外からも人が訪れ駐車場・車路と一体的な利用も可能となる。地方での近居のあり方を模索し、地方都市で必須となる駐車場の用途可変性を意図している。

Photo by Daisuke Shima

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